空隙歯列(すきっ歯)とは
About Gap Teeth歯と歯の間にすき間があいている状態です。「すきっ歯」とも呼ばれます。真ん中のすき間はとくに「正中離開」と呼ばれます。
空隙歯列(すきっ歯)の原因
Factorお口まわりの癖(口腔習癖)
舌で歯を押し出す癖(舌突出癖)、口呼吸やお口ポカンなどが原因となります。
上唇小帯の位置異常
上唇と歯ぐきの間にあるすじ(上唇小帯)が大きすぎると、正中理解の原因となります。
過剰歯
歯と歯の間に余分な歯が埋まっていることがあります。
先天欠損やわい小歯
先天的に歯の本数が足りない、歯の大きさが小さすぎる(わい小歯)と、スペースが余ります。
空隙歯列(すきっ歯)による弊害
Harmful Effect
1
見た目の問題
コンプレックスにより人前を避ける、笑顔に自信がないなど、心理的な影響があります。
2
息が漏れてしまい、正しい発音ができません。
3
食べ物がはさまりやすい。
空隙歯列(すきっ歯)の矯正治療
Treatment
ワイヤー矯正、またはマウスピース型装置の矯正を行い、スペースを閉じていきます。
お口まわりの癖(口腔習癖)をなくすための指導や、MFT(筋機能療法)と呼ばれるトレーニングを行います。
上唇小帯の位置異常がある場合は、切除が必要になります。
過剰歯がある場合は、抜歯が必要になります。
先天欠損やわい小歯がある場合、一般歯科との連携が必要になる場合があります。